平成28年12月30日(金)~平成29年1月3日(火)
経済産業省北海道経済産業局は11月30日、札幌市中央区の札幌グランドホテルにおいて、ムスリムインバウンドセミナーを開催。ホテルやレストランなど、観光並びに飲食業に携わる関係者約300人が参加しました。
来年2月に開催予定の2017アジア冬季競技大会(札幌市・帯広市)を控え、今後増加が予想される訪日ムスリムに対して、受け入れ側はどのように対処すべきか、現状把握のための具体的な数値と市場動向を踏まえ、実践的な取り組み方とこれからの方向性が話し合われました。
またセミナーの後では、札幌グランドホテルのシェフが腕を振るい、ブレックファースト・ランチ・ディナー用にメニューの提案を行いました。和・洋・中と、デザートを含めて数々の料理が会場に並び、参加者は興味深げに皿に手を伸ばし、思い思いに舌鼓を打っていました。
尚、当日供された殆どのメニューは、二宮が提供・協賛した食材を使用し、調理されました。
一般社団法人全国日本調理技能士連合会主催による、「ハラール調理講習会」が11月28日、東京都新宿区市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷学士会館において開かれました。
増加に一途をたどる、海外からのイスラーム教徒。彼らの訪日の楽しみの一つとして、日本料理が挙げられます。日本人の伝統的な食文化である和食が、ユネスコの無形文化遺産に認定されたのも記憶に新しいところですが、訪日ムスリムにとっても、和食体験は日本文化を理解する上で欠かせない要素です。
ただ、料理を用意する側も、イスラーム教徒やムスリムへの理解を示し、ハラールに配慮した食事の提供が必要とされます。
同連合会は、ムスリムに対して適切に調理された日本料理を提供出来る、知識と技能を兼ね備えた料理人を養成する事を目的に、同講習会を立ち上げました。
料理人を対象とした認定制度としては、国内で初めての試みとなり、現在プロとして活躍する調理師約50人が参加しました。
当日は、二宮社長も招かれて壇上に立ち、ハラール認証食材やハラールミートについて、また、和洋中食材に関して、詳細な説明を行いました。
講習会では、イスラームの基本や食品に含まれる添加物について学んだほか、日本料理のハラール食材を用いた献立の立て方など、試食を交えた技能指導が行われました。
去る11月25日、東京都新宿区のTKP新宿カンファレンスセンターに於いて、都主催の「ムスリム旅行者受入れセミナーが開かれ、二宮社長が講演を行いました。
参加者は直接、外国人旅行者と接する機会の多い、観光やレストラン関係者が大半を占め、定員60名のところ、100名余りが駆けつけるなど、関心の高さを物語っていました。
講演のテーマは、「食におけるムスリム旅行者の対応」。
①イスラームの年間行事と食事について。
②ハラール認証食品について。
③レストランでの情報開示と表示方法。
④メニュー開発について。
の主な4項目に分けて、食の提供という場での、ムスリム旅行者対応について語りました。
①では、ラマダンにまつわるイフタールやラマダン明けの祝いの食事、犠牲祭で食べるご馳走などを挙げ、祝祭での食習慣を紹介しました。続いて②では、基礎知識として、ハラール食とはどのようなものかを解説。さらに③では、レストランなど食事を提供する場での、メニューの表示方法を述べました。また、食べるか否か、ムスリム自身で判断する事が大切として、情報開示の重要性を強調しました。
最後に④のメニュー開発では、ムスリム旅行者向けの料理の具体的な提案も為されました。寿司、天婦羅、しゃぶしゃぶなどの定番メニューは勿論、昨今、マレーシアで人気のタコ焼きや、中華料理のラム串焼きやラムの水煮も披露。参加者は熱心にメモを取り、話に聞き入っていました。
後半のワークショップでは、マレーシアから留学中の女子大生が参加。日々の生活で、ムスリムが困っている事を体験談として語りました。話の中で女子大生は、多くの製品に含まれている乳化剤を挙げ、その表示法に課題があると指摘。含有成分が動物性のものか、植物性なのか、はっきりと掲示する事が望ましいと述べました。
セミナー会場の一郭には、展示コーナーが設けられ、ハラール基礎調味料が展示されました。
11月22・23日の両日、東京都台東区の東京都立産業貿易センターにおいて、「ハラールエキスポジャパン2016」の開催に伴い、二宮が出展を行いました。
今年のハラールエキスポは、例年、会場としている幕張メッセを離れ、浅草という観光スポットで初めて開かれたため、来場者数への影響も懸念されました。特設ステージでのヒジャブスタイルでのファッションショーなど新たな試みも行われましたが、入場者数は余り振るわなかったようです。
二宮は和洋中の基礎調味料を始め、肉や自社製造品などを展示。中でもピザには注目が集まり、テリヤキピザやチキンソーセージピザには、来場者も高い関心を寄せていました。
近年、マレーシアやインドネシアなど、東アジアのイスラーム圏では、食生活にも変化が見られ、欧米寄りのメニューが消費者に親しまれています。ことにピザは手軽に食せることから、若者を中心に人気は急上昇しています。しかしピザには欠かせないチーズは、凝固剤として動物性由来のレンネットが原材料として使用されているため、これまで日本国内ではハラールチーズの入手は困難でした。この度、二宮はハラールチーズを取得し、ピザの製造に漕ぎ着けました。
両日とも二宮ブースは、多くの来場者の方々で賑わいました。ありがとうございました。
経済産業省北海道経済産業局は11月30日、北海道札幌市中央区にある札幌グランドホテルにおいて、ムスリムインバウンドセミナー及び交流会を開催します。
日本政府観光局は先頃、海外からの旅行者数が2,000万人を突破したことを発表。今後も加速することが予想される訪日外国人数の広がりを背景に、多様な宗教や生活習慣を持つインバウンドに対応するため、受入側も体制の強化が急がれています。
経産省北海道経済産業局は、その中でも訪日するムスリムに焦点をあて、これまでにもハラールについての基礎知識にはじまり、どのように海外のムスリムへ向けて情報発信すべきかなど、啓蒙に努めてきました。今回のセミナーでは、ムスリムインバウンドの現状と見込まれる需要状況を踏まえ、今後を見据えた受入体制の在り方を提案します。
またセミナー終了後は、札幌グランドホテルの協力のもと、ハラール食材を調理した料理の試食会が開かれます。和洋中、様々なジャンルのメニューをご用意しますので、各レストランやキッチンで調理に携わる方々には、メニュー開発のヒントになればと考えております。
ハラール食材に関しては二宮が中心となり、提供させて頂きます。
<問合先>
北海道経済産業局 産業部農商工連携課
Tel:011-709-2311 (内線 2593)
Fax:011-709-2566
E-mail: hokkaido-noshoko@meti.go.jp
東京都は、海外からのムスリム旅行者が、滞在中に安心して快適に過ごせるよう、受入環境の整備事業を推進しています。事業の一環として、来る11月25日、東京都新宿区のTKP新宿カンファレンスセンターにて、「ムスリム旅行者受入セミナー」を開催するにあたり、二宮社長が講師に招かれます。
講演内容は、「食におけるムスリム旅行者への対応について」。
宿泊施設や飲食関連業など、ムスリム旅行者と接する機会のある事業者を対象に、二宮社長が、実際に観光施設やレストランなどで、ムスリム旅行者に食事を提供する上での要点について述べます。先進の事例やハラール食材の紹介、メニューなどの表示方法などを交え、より具体的な対応方法を語ります。
講演後はムスリム留学生の参加による発表会や、ワークショップなどの併催も予定しており、多角的な観点から、ムスリム旅行者へのおもてなしについて学びます。定員は70名。
<アドバイザー派遣事業>
これからムスリム対応を予定している、ホテルやレストランのキッチン等の現場にアドバイザーが出向き、実際に調理や接客に従事している方々への勉強会を開催しています。キッチン内における対応に始まり、食材の管理方法、メニューの開発及び表示方法等、より実践的なアドバイスを行います。
申込期間:平成29年3月15日(水)まで
時間は1回あたり、90分~120分。最大2回まで。
<問合先>
東京都ムスリム旅行者受入セミナー・アドバイザー事務局 Tel:03-5909-8090
来る11月22・23日、東京都台東区にある東京都立産業貿易センター台東館において、「HALAL EXPO JAPAN 2016」が開催されるにあたり、二宮が出展します。
国内のインバウンド事業者及び、海外からのハラール事業者が一度に集結する同展示会。
市場の期待を寄せるハラールビジネスを背景に、回を重ねるごとに規模を拡大しています。
今回も二宮のブースでは、和洋中基礎調味料を中心に、肉や自社製造品などの展示を予定しております。多くの方々のご来場をお待ちしております。
ブースナンバー:501
去る10月15・16日、東京都渋谷区の代々木公園内イベント広場及びけやき通りにおいて、「日本インドネシア 市民友好フェスティバル」が開催され、多くの来場者で賑わいました。毎年10万人を下らない来場者数を誇る同フェスティバルですが、今年は開催両日とも晴天に恵まれ、良好な気候も相俟って、例年にも増して多くのギャラリーの熱気に包まれました。
二宮はレストラン「WARUNG SELERA(ワルンスレラ」と、食品販売「NINO FOOD」の2店舗を出店。両店とも行列が引きも切らない程の、盛況ぶりでした。ことに物品販売では、スナックやインスタントラーメン、チリソースやココナッツパウダー、ドリンク類が好評を博しました。
開催中は、多くの方々にご来場頂きました。誠にありがとうござました。
10月5日、東京都文京区にある東京都社会福祉保健医療研修センターにおいて、東京都福祉保健局主催による病院経営本部専門性向上研修が行われ、二宮社長が講師に招かれました。
近年、在日外国人の増加を背景に、都内病院の入院患者におけるムスリム外国人の割合も増しており、病院側もその対応に迫られています。
同局は以前より、職種や職務に応じて専門性を高める研修活動を行っており、今回は東京都内の病院に勤める栄養士約60名を対象に講習会が開かれたものです。
二宮社長は壇上に立ち、イスラーム文化の解説に始まり、実際にムスリムの患者を迎え入れた場合、どのようにハラール食の要求に対応すべきか、事例を交えて分かり易く語りました。会場内では、二宮社長の話に熱心に耳を傾け、メモを取る栄養士の方々の姿が目立ちました。
横浜市保土ヶ谷区に位置する横浜国立大学キャンパス内の生協売店において、この程、ムスリム学生向けのハラールコーナーが設置されました。
大学構内におけるハラールコーナー設置の動きは、立命館大学や東京大学などの先行事例には
枚挙にいとまがなく、今後も広がりを見せるでしょう。その背景には、日本の少子高齢化に伴う
学生の定員割れが深刻さを増し、海外からの留学生に熱い視線を送る大学側の事情も絡んできます。ムスリム学生がより快適に生活し、学ぶための環境整備の一環として、ハラールコーナー設置の流れはこれからも加速するものと思われます。
商品棚には、カップラーメンやレトルト食品、オイルサーディンなどの缶詰、ドリンクなどが所狭しと並びます。
コーナーの設置にあたっては、当社の二宮社長が細かいアドバイスを行いました。
来る10月15・16日の両日、東京都渋谷区の代々木公園内のイベント広場にて、認定NPO法人であるC.P.I教育文化交流推進委員会主催による「日本インドネシア 市民友好フェスティバル」が開催されます。
日本とインドネシアとの間で、市民レベルでの積極的な協力関係を構築することを目的に開催している同フェスタも、今年で7回目を数えます。
回を重ねるごとに、催しの内容も充実度を増し、パプア州政府から舞踊団が派遣されるほか、インドネシアからは高校生の舞踊団、また日本からもプロ舞踊団が参加。盛大なパフォーマンスが繰り広げられる模様です。
例年にも増して多くの来場者が予想され、今回初めて、けやき並木の通りが会場となります。
二宮は、「WARUNG SELERA (ワルンスレラ)」という名のレストランと、「二宮」という名で、食品販売の出店を行います。
レストランでは、鳥のそぼろが入っている汁なしそば、「バクミー」を供する予定です。また出店では、フェスティバルでしか買えない、インドネシアの調味料やスナックなどの商品をご用意します。
多くの方々のご来場を、お待ちしております。
10月2日より、イスラーム教の新年が始まりました。それに合わせて、今年も新しいカレンダーが配布されます。ご希望の方は、当社までご連絡ください。
株式会社 二宮
info@ninomiyacorp.co.jp
(お問い合わせはメールにてお願い致します)
9月12日、イスラーム教徒にとってラマダーン明けイードと並ぶ重要な行事、「Eidul-Adha(イード・アル=アドハー)」が、国内の各モスクやイスラーム教圏の各国大使館でお祝いの催しが開かれました。
日本では別名、「犠牲祭」とも呼ばれ、羊などの家畜を屠り、各3分の1ずつを、恵まれない人々・友人や縁者・家族や自身で分かち合うものです。
当日はインドネシア大使館においても祝祭が開かれ、当社のインドネシア人社員もお休みを取り、お祝いに駆け付けました。
会場には大勢のイスラーム教徒が集まり、出店などで料理が振る舞われました。ステージでは、宗教的指導者であるイマムによる説教が行われたほか、御祈りが捧げられました。
来場者に供された料理のハラール食材は、二宮からも提供されました。
イスラーム教徒にとって、最大の行事の一つである「Eidul-Adha(イード・アル=アドハー)」が、今年は9月12日となります。
イード・アル=アドハーは、イブラーヒムが自分の息子をアッラーに捧げたことを記念する日として知られ、日本では「犠牲祭」とも呼ばれています。
当日はアッラーへのお近づきの印として、羊などの家畜を屠り、その1/3を恵まれない人々に寄付し、1/3を友人や縁者へ送り、残りの1/3を家族や自分で食します。この日はメッカ巡礼の最終日であり、イスラーム暦の12月10日にあたります。巡礼に参加していない人々でも、家畜を屠り、捧げることにより、一緒にお祝いしたことになります。
12日を挟む10日から13日までの間、各モスクや大使館などで、大きな礼拝とお祝いが行われる予定です。
9月3・4日の両日、岩手県花巻市の愛宕山公園特設会場において、「全国神楽大会ハヤチネ2016」が開催され、二宮がインドネシア食品の販売を行いました。
岩手県の伝統芸能である「早池峰岳神楽」。日本における重要無形民族文化財の第一号に指定されてから、今年で40周年を迎えるにあたり、全国各地に伝承されている神楽を一堂に招き、村祭り形式で祝う一大イベントが催される運びとなりました。出演団体の市町村から取り寄せた、物産を販売するコーナーも設置されました。
1996年・2006年に次ぎ、3回目を数える今回大会では、「インドネシアの神楽」として、初めて海外からの団体を招聘。バリ島のバロンダンスや奉納舞、ガムラン演奏などが披露されました。
8月20・21日の二日間の予定で、藤沢市江の島の江ノ島シーキャンドルイベントステージにて、「江の島・バリ SUNSET 2016」が開催されました。「五感でバリの風を感じる」をコンセプトに、インドネシアの食や芸能を楽しむ同イベントも今年で11回目を数えますが、今回は台風の影響もあり、初日は中止という思わぬトラブルに見舞われました。しかし翌日は台風一過、天候にも恵まれ、大勢の来場者で賑わいました。
二宮もスナックやドリンクなど、インドネシア食品の販売で出店。多くの方々においで頂きました。ありがとうございました。
去る8月8・9日の両日、栃木県日光市の鬼怒川パークホテルズにて社内勉強会が開かれ、二宮社長が壇上に立ちました。講師には他に、今回の勉強会の旗振り役でもある、友松宇都宮大学名誉教授と、マレーシアからの留学生2名が招かれました。
二宮社長はまず、イスラームの基本知識を述べ、ハラール認証食品がどのようなものであるか、またホテルでのムスリム対応について語りました。
次いで、日本国内のハラール認証団体の現状に言及し、その乱立ぶりを指摘。国内でハラール製品を選択する際のポイントを取り上げ、アドバイスを行いました。
さらに、食事を提供するにあたっての情報開示方法や、ハラール食材を用いたメニュー開発について、具定的事例を交えて解説しました。
続いて、社内ムスリム対応マニュアルのチェックを行いました。ホテル内の売店において、ハラールコーナーやノンポーク・ノンアルコーナーの設置など、ハラール食品販売における注意点を挙げました。同ホテルの厨房では、ハラール食材を補完する専用冷蔵庫が中古であるため、イスラーム洗浄を行いました。ムスリム学生2名が、実際に鬼怒川上流にて採取した砂を使用し、冷蔵庫内を7回洗浄するなど、二宮社長の指示のもと、
他にも厨房内の準備を整えました。
同ホテルでは、客室を改良して礼拝室を設置するなど、ムスリム対応について積極的に取り組んでいます。小野専務は、「今後、鬼怒川や日光地区でも、ムスリムに対応できるホテル・旅館を増やしていきたい。そのモデルケースとなるべく、しっかり対応していく」と話し、これからもムスリム旅行客を意欲的に迎え入れる姿勢をアピールしました。
7月に入り、新たに東京大学駒場キャンパスにおいて、生活協同組合売店内に、ムスリム学生を対象にした、ハラール食品専門コーナーが設置されました。
棚にはいずれも学生が食べやすい、スナックやカップ麺などのインスタント食品を中心に陳列されています。
これに先駆け6月、東京大学本郷キャンパスでも、ハラールコーナーが設置されましたが、同大学でも、増加する海外からのムスリム留学生への対応を急がれ、今後も環境整備は更に活発な動きを見せるものと思われます。
7月27日に開催されました、「第2回 ムスリム・インバウンド・セミナー&ワークショップ」の会場内にて、サッポロウエシマコーヒー株式会社運営による、ハラール食品展示会が同時開催されました。
今回、二宮は5つのプースに出展。会場内では、ハラールビーフを焼いて来場者に振る舞ったほか、ハラール食材を使用したラーメンや、新製品のハラールピザなどが供され、好評を博しました。
去る7月27日、北海道札幌市にある札幌グランドホテルにおいて、経済産業省北海道経済産業局主催による、「第2回 ムスリム・インバウンド・セミナー&ワークショップ」が開催されました。
午前の部のセミナーでは、二宮社長が壇上に立ち、「ムスリム対応食事メニュー開発と情報開示方法」というタイトルで、約160名の観衆を前に講義を行いました。
二宮社長は、「昨今では、和洋中のハラール基礎調味料や食材も増えた」
と述べ、具体的にはハラールチーズやミルク、ブイヨンなどを用いたハラールフレンチ、ハラールの中華麺、醤油・味噌、スープなどを使用したハラールラーメン、ハラール寿司などを紹介。「ハラール食材を用いた料理の裾野は、広がりつつある」と語りました。その上で同社長は、「ハラールと聞いて難しく考えず、独自の創造力を活かして、自由な発想で料理をして欲しい」として、ハラールメニューの開発にあたっては、既存の考えに囚われない柔軟な発想が重要であると説きました。
午後のワークショップでは、二宮社長が20名のプロの料理人を前に講師を務め、ハラールメニュー開発に必要な各材料の詳細な説明を行いました。他にも、キッチン・施設・テーブルウェア・洗浄などの取り扱いについて、具体例を交えながら、解説しました。
また同ワークショップでは、ハラールミートに関して、国内のハラール認証団体、中間加工・卸業者の問題を踏まえ、かなり突っ込んだ話題にも触れ、議論が交わされました。
来る8月20・21日の両日、藤沢市江の島の江ノ島シーキャンドルイベントステージにおいて、「江の島バリ SUNSET2016」が開催されます。食や伝統舞踊の鑑賞など、
「神々が宿る島、バリ」の風を五感で感じる同イベントも、今年で11回目を数えます。今回二宮は食品販売のみの出店で、インドネシア食品、スナック、ドリンクなどの販売を行う予定です。因みにレストランは、目黒のプランギカフェと、六本木の MIE BAKSO が出店します。
昨年同様、多くの方々のご来場をお待ちしております。
お問い合わせ:江ノ島電鉄株式会社 0466-24-2715
7月27日(水)、北海道札幌市の札幌グランドホテルにおいて、経済産業省北海道経済産業局主催による「第二回 ムスリム・インバウンド・セミナー&ワークショップ」が開催されるにあたり、二宮社長が講師に招かれ壇上に立ちます。
訪日観光客数は拡大の一途を辿り、日本政府観光局の統計によると、2015年には2,000万人の大台を突破。中でもマレーシアやインドネシアなど、イスラーム圏からの旅行者数は50万人に迫る勢いを示しています。
広大な大地と豊かな自然を背景に、観光地としても海外から熱い視線を注がれる北海道。
ことに札幌市は、2017年に冬季アジア大会の開催を控え、これからもムスリム観光客の増加が見込まれます。
当日のセミナーでは、「ムスリム対応食事メニュー開発と情報開示方法」と題して、二宮社長が、ムスリムへのハラール食提供の要諦について語ります。
またワークショップでは、実際に調理に携わる方20名限定で、ハラールメニュー開発のポイントや、ハラール食材選びの注意点について語り、提案などを行います。
6月は、東京大学・柏キャンパス、立命館大学・大阪キャンパス、芝浦工業大学・大宮キャンパス内の生活協同組合売店において、ムスリム学生向けのハラール食品専門販売コーナーが設置されました。
2008年に文部科学省は「留学生30万人計画」を策定し、2020年までに外国人留学生30万人の受け入れ体制の構築を急いでいます。アジア諸国を中心とした、イスラーム圏からのムスリム学生が数を増す中、受け入れ環境整備の一環として、大学及び生協側のハラールコーナー設置への取り組みは、今後益々、広がりを見せるでしょう。
先月6月から始まった、イスラーム暦9月のラマダーンも7月6日にて明けました。
今年は1年で最も日照時間が長い、夏至の時期がラマダーンに当たり、当社の3名のムスリム職員も日中の暑い中、ラマダーンを行いながら長時間、懸命に仕事に励んでいました。二宮社長も、出社から日没までは断食を行い、少し痩せた模様です。
7月6日には断食明けのお祝い、「イドゥル・フィトリ(Idul Fitri)」が、インドネシア大使館で開かれ、多くのムスリムで賑わいました。
チャベ、グリーンアジア、プランギカフェ、アニーケータリング、セデルハナパダンの5つのレストランの料理人が2,500人分の料理を手掛け、大使館へ搬入しました。今年のメニューは、サンバルゴレンアティ(ビーフレバーのチリソース炒め)やオポールアヤム(チキンのホワイトカレー)、ちまきライスなどで、全国からお祝いに駆け付けたインドネシア人を中心に振る舞われました。
当日使用されたハラール食材は、二宮が提供しました。
昨今、国内の大学キャンパスで、売店内にハラールコーナーを設置の波が押し寄せていることは以前にもお伝えしましたが、新規に東京大学本郷キャンパス内、名古屋大学内ファミリーマート、芝浦工大すずかけ台キャンパスでも、生協やコンビニエンス内で、ハラールコーナー開設の動きが見られます。
かねてから二宮では、ハラールコーナー設置に向けて、大学や生協側に対し、様々な働きかけをして参りました。
棚の品揃えに関しても、学生からヒアリングを行い、国籍などを考慮して、商品を変えています。また学内に学生寮があり、自炊出来るか否かによっても、品揃えが違ってきます。もちろんハラール食品は、ムスリム以外の人達でも安心して、美味しく食べられる商品ですから、その環境に合わせた商品構成を考えてご提案していると、二宮社長は語ります。
6月14日から16日までの3日間、東京都江東区有明の東京ビッグサイトにて、「Tokyo Café Show & Conference 2016 ~第4回カフェ・喫茶ショー」が開催されるにあたり、二宮も出展します。
カフェ・喫茶店及びコーヒービジネスに関わる商品/サービスと、ピッツア・パスタ関連の食材・機器が一堂に会する展示会として、今年で4年目を数えます。
インドネシア産のケーキを含むお菓・飲料など、約30品目を展示いたします。
インドネシア共和国大使館商務部ブース内 小間番号:2-15
6月6日から、イスラーム暦の9月ラマダーンが始まりました。7月5日までのこの期間、日の出から日没までの間、イスラーム信者は断食を義務付けられます。断食とは単なる飲食の禁止にとどまらず、喫煙や男女のスキンシップ、「怒り」のような感情の抑制など、あらゆる禁欲行為を意味します。
今年は一年でも一番、日照時間の長い季節がラマダーンに当たります。二宮のムスリム社員も、日中はラマダーンの戒律を守りながら、仕事に励んでいます。
インドネシア共和国大使館主催によるインドネシア料理フェア、「The Taste of Indonesia」が6月30日まで、東京都港区高輪にある品川プリンスホテル・アネックスタワーのビュッフェレストラン「リュクスダイニングハバナ」にて開催されています。
日本ではまだ知られていないインドネシア料理の魅力を、広く周知させることを目的に開催されている同フェア。今回は、インドネシアを代表する料理研究家であるウィリアム・ウォンソ氏監修のもと、ジャルム財団料理学校から先鋭チームを迎え、同ホテル厨房スタッフとのコラボレーションにより、文化と自然の薫り高いインドネシア料理をより多くの日本人に提供します。
去る5月16日には開会式が催され、二宮社長も参加しました。当日は飲食業界を中心に関係者約600名が詰めかけ、主賓として高円宮妃久子様、服部栄養専門学校の服部幸應氏らが招かれました。会場には、代表的なインドネシア料理が数多く並べられ、来場者は、最高級の品質を誇る食材と味付けを堪能していました。因みに料理に使用されたハラール食材は、二宮から納品させて頂きました。
給食事業や食堂運営など、各種フード・サポートサービスを全国展開するエームサービス株式会社は4月25日、東京都港区赤坂のアークヒルズフロントタワーにある本社内にて、社内ハラール勉強会を開き、二宮社長が講師に招かれました。
当日は同社社員約100名が参加し、熱心に講演に聞き入る姿が目立ちました。
二宮社長は、イスラーム教やムスリムに対しての理解の重要性を述べた上で、ハラールフードについてどのようなものかを解説。ムスリムを迎えるにあたり、事例を交えて要諦について語りました。
話の中で二宮社長は、日本国内においてムスリムが、自国内同様の厳格なハラール環境を再現することの難しさを説きました。ことに今回は、料理を提供するにあたり、表示の仕方に言及。例えば、以下のような情報表示を奨励しています。
上記のように、自社内で出来るサービスの全てを情報として公開し、各ムスリムに自己責任の上、判断してもらうことが重要であると、二宮社長は強調しました。
去る4月20日、横浜のみなとみらい21地区にある、JICA横浜国際センターにおいて、独立行政法人JICA横浜と、社員食堂運営などのフードサービスを展開する日京クリエイト株式会社が合同で、ハラール勉強会を開催。二宮社長が講師を務め、約60名が参加しました。勉強会で二宮社長は、イスラーム教やムスリムへの理解の重要性を説き、接客するにあたっては常に、情報公開しながら相手の理解を求め、適切に対応することが望ましいと語りました。
勉強会の後で試食会が催され、同センターのレストランで調理されたハラールフードが、参加者に振る舞われました。テーブルには、チキンカツやカレー、パキスタンのチャーハン「チキンビリヤニ」など10アイテムほどが並べられ、参加者は思い思いにハラール食を楽しんでいました。
最近、国内の大学キャンパスで、売店内にハラールコーナーを設置する動きが加速しています。
直近では、東京工業大学大岡山キャンパス、芝浦工業大学売店、立教大学学食売店に、相次いでハラールコーナーが設けられました。
中でも東工大は、全学生数の約2割を外国人留学生が占め、インドネシア等のイスラーム教圏からのムスリムも多数含まれます。これらのムスリム留学生や大学側の要望に応える形で、同大学生活協同組合では2010年から、ハラール食への理解を求める勉強会を開き、ムスリム学生へのハラール食提供に取り組んできました。
この度正式に、売店内でのハラールコーナー設置に至り、商品棚にはカップラーメンやスナック類など、いずれも学生が手軽に食べられる食品が並べられています。
一連の、大学構内売店でのハラールコーナー設置の流れについて、二宮社長は、「大分県別府市にある、立命館アジア大学構内のレストランにハラールメニューが登場し、さらに同大学売店にハラールコーナーがオープンして以降、大学及び大学生協側のハラール対応が徐々に広がりを見せ始めたように思う」と語りました。更に、ハラールコーナーの設置については、「ハラール商品とノンハラール商品を、明確に分けて展示することが重要。そうでないと、ムスリム留学生が誤って、ノンハラール商品を手に取ってしまう恐れもある」として、ハラールコーナー設置における要点を述べました。
女子栄養大学が発行する月刊誌「栄養と料理」4月号で、「ハラール実践ガイド」と銘打った特集が組まれていますが、今回、二宮社長が監修を行いました。
海外からの旅行者数が増加の一途を辿り、2,000万人を突破する日も秒読み段階となる今日、一般家庭でも外国人を突然お迎えする事があるかもしれません。ことにイスラーム教徒に関しては、宗教や生活習慣の違いは勿論、ハラールなどの食事対応が必要なことなど、家庭の主婦にとっては中々、触れる機会に恵まれません。
特集では入門編として、「ハラール」の意味や「ハラール認証」について丁寧に解説。その中で、「ムスリムフレンドリー」という言葉に言及しています。イスラーム教徒は旅行先での滞在中、どこまでハラール性を求めるかは、人それぞれに考え方が違います。
日本国内において、完璧なハラール対応は難しく、それ故に「どこまで、どのような対応をしているか」を正確に伝え、ムスリム自身に判断をゆだねる事が肝要です。
このような対応の在り方こそムスリムフレンドリーであり、ムスリムをもてなす上で大
切な事であると、二宮社長は強調しています。
誌面上では、日本の家庭料理でムスリムをお迎えするというコンセプトで、ハラール和食調味料を使用したちらし寿司や茶わん蒸し、サラダや鶏肉ソテーなどをカラフルな写真を多用してレシピ付きで再現しています。中でも出色なのが、「ムスリムフレンドリーキッチンの整え方」という項です。ここでは、ハラール基準を満たしたレストランや専門店と一般家庭とを比較。家庭でここまでなら出来そう、と思われる対応策について触れています。料理方法のアドバイスと、ハラール食材の全ては二宮が提供しました。
他にも、関西国際空港における、ムスリムフレンドリーな取り組みを紹介しています。
同空港では、2012年にムスリムフレンドリーなエアポートの実現に向けて、検討チームを発足。実際にムスリムからヒアリングを行い、「食事」と「礼拝」の2つの軸を主体として対応強化に努めています。食事では敬虔なイスラーム教徒から、比較的柔軟な考え方を持つムスリムまで、幅広い層に利用可能な体制を整えています。また、関空内のハラール対応レストランにも、二宮は食材を提供させて頂いております。
一般書店にて、定価700円(税込)で好評発売中です。
3月25日、東京都千代田区の経団連会館において、関東鉄道協議会主催の「観光立国実現アクションプラン対応セミナー」が開かれ、鉄道・ホテル・レストランなど、観光関連作業を中心に、関係者約100名が聴講に訪れました。今回のテーマは、~ムスリム旅行者に対する宗教的・文化的習慣の理解促進に向けて~。
併設された会場では、「ハラール料理体験会」が開催されました。
ハラール食品の展示のほか、テーブル上には二宮が提供したハラール食材を使用し、
パレスホテル様が調理された洋食料理が並べられ、参加者に振る舞われました。
体験会では、二宮社長がスピーチを行い、インドネシアの首都・ジャカルタにおけるハラール食のトレンドについて語りました。
人口の80%以上を、イスラーム教徒で占めるインドネシア。ジャカルタにおけるイスラーム教徒の食の事情も、微妙な変化を見せています。以前から、「すし」や「天ぷら」などの和食は一部のムスリムに親しまれてきましたが、昨今、ハラール食材の和食調味料や基礎調味料の普及に伴い、愛好者の裾野は広がる傾向を見せています。街中では、安価な回転すし店や、日本でもポピュラーな洋食屋などに人気が集まっています。
会場では参加者が、カレーをはじめとしたハラール料理に舌鼓を打っていました。
○去る3月23日、東京都大田区の羽田エクセルホテル東急において、社内ハラール勉強会が開かれ、二宮社長が講師に招かれました。
当日は、ホテル従業員を中心に60名が参加。
二宮社長はイスラーム教の解説に始まり、ムスリムの生活習慣について語りました。特に食事については、ハラールを主体とした食事対応について述べました。
東京国際空港(羽田空港)内に位置する同ホテルは、今後も増加の一途をたどる海外からのムスリムへの適切な対応が迫られています。参加者は二宮社長の話に熱心に耳を傾け、メモを取る姿が目立ちました。
また会場内では展示スペースが設けられ、ハラール基礎調味料のほか、ハラール和食調味料の展示も行われました。参加者は興味深げに、ハラール食材に見入っていました。
○3月16日、大阪市浪速区のホテルモントレ グラスミア大阪にて、関西ホテル購買担当協議会主催の勉強会が開催され、二宮社長が壇上に立ちました。
帝国ホテルやプリンスホテルなどホテル10社から、それぞれの購買担当者が25名参加。
二宮社長は、ムスリムへの正しい対応、並びにハラール食がどのようなものであるかを説明。参加者は真剣な面持ちで、二宮社長の話に聞き入っていました。
3月8日から11日までの4日間、幕張メッセにおいて、「FOODEX JAPAN 2016」が開催されました。アジア最大級の食品・飲料展として、41回目となる今年は、世界78カ国・地域から、過去最多となる食品・飲料メーカーが出展。必ずしも天候には恵まれませんでしたが、来場者数は4日間で76,532人(公式発表)を数え、食品バイヤーや購買担当者など、多くの業界関係者で賑わいました。
二宮もブースを出展し、チーズ、和食・基礎調味料等、新商品の紹介に努めました。ブースを訪れる方々は、ホテル内のレストランや飲食店関係者が大半でしたが、その中に小売業界の担当者の姿が目立つようになりました。これはここ数年、大学内の生協やコンビニエンスストアといった小売りの現場で、“ハラールコーナー”設置の動きが顕著に見られることと関係があるようです。
二宮社長は、「日本国内におけるムスリムの増加を受けて、今後も小売現場におけるハラールコーナーのプレゼンスは、益々高まりを見せるだろう」と予測しました。
女子栄養大学出版部が発行する月刊誌「栄養と料理」において、ハラール食をテーマに特集を組んでいます。タイトルは、“ハラール食入門”。
同雑誌は昭和10年の創刊以来、一貫して食と健康を題材に毎月、予防医学の観点から、食にまつわる情報を読者に提供しています。
今回は、2020年の東京オリンピック開催に向けて、ムスリムへの理解と適切な対応が求められる現状を踏まえ、ハラール食の基本知識を伝え、日本における取組みについてレポートします。
この度、本企画の実現に向け、二宮社長は同雑誌編集部に対し、ハラール食やムスリム対応について、様々なアドバイスを行いました。
基礎知識としてハラールとはいかなるものか、に始まり、実際にムスリムを迎えるにあたり重要な点について、事例を交えて分かりやすく紹介しています。
また二宮社長の助言を基に、ハラール食を使用したレシピを、栄養士の橋本玲子氏が和洋1品ずつ再現します。
掲載号は2016年4月号(3月9日発売)。一般書店にて販売予定。
創価大学では今年の1月からキャンパス内において、ムスリム学生向けにハラールフードの販売を開始しました。販売を実施しているのは、購買や旅行など、学生生活をあらゆる側面で支援する「創学サービス」。
同大学にはこれまでもムスリム学生から、日本でハラール食品を入手することが難しい、との声が多数寄せられており、少しでも学生の負担を軽減できればとの思いから、今回の販売に踏み切ったもの。ハラール食品コーナーでは、レトルト食品やレトルトカレー、スナック、から揚げなど、比較的手軽に食べられるハラール食品を販売しております
「創学サービス」では今後、学生の反応を見ながら、順次、ハラール食品を増やしていく予定です。
アジア最大の食の祭典、「FOODEX JAPA 2016」が、今年も3月8日から11日までの4日間、千葉県美浜区の幕張メッセにて開催されます。例年通り、二宮も出展いたしますが、この程、具体的な出展内容が明らかにされました。
醤油や味噌、みりん等のハラール和食調味料をはじめ、レストラン向けカレールー、インドネシアで一般的に使用されている調味料、ハラールミート、ドレッシングなどを展示する予定です。
近年沸き起こった和食ブームを追い風に、海外から訪れるムスリムも、和食へは強い興味を抱いています。ことに東南アジアからの旅行者は、日本の「おもてなしの心」には高い関心を寄せており、その集大成である和食に接する機会を求めています。このような背景から、ブースを訪れる来場者の方々からは、ハラール和食調味料に注目が集まっています。
昨年同様、ホテルやレストラン関係者の方々は勿論、多くの方々のご来場をお待ちしております。
二宮ブース:6E36
FOODEX JAPAN 2016 公式サイト
http://www.jma.or.jp/foodex/
横浜市主催による「ムスリム旅行者受入セミナー」が、2月26日、横浜市西区みなとみらいのランドマークプラザにて開かれました。
訪日外国人数が2,000万人を超える日も目前に迫り、増加傾向にあるムスリムへの対応も喫緊の課題とされています。
横浜市はムスリム受入環境整備業務の一環として、日本とは宗教や生活慣習、社会背景の異なるムスリムを迎え入れるにあたり、ムスリム市場の専門家を招き、食事をはじめとした受入体制の強化を図ることを目的にセミナーを開催。
当日は、国内外のムスリムに対し、横浜市の観光情報や魅力を如何に発信していくかが語られたほか、ムスリムを受け入れる環境整備の現状と課題解決についての取り組みについての報告が行われました。
また、NPO法人日本ハラール協会評議員の嶋田潤治氏が、実際にキッチンにおいて、肉、
魚、デザートをテーマにしたハラール料理を再現。料理は試食会を兼ねて、セミナー参加者に振る舞われ、好評を博しました。料理のデモンストレーションに際し、使用されたハラール食材は、二宮が提供しました。
去る2月19日、千葉県成田市の成田エクセルホテル東急にて、同ホテルの従業員向けに、「ムスリム旅行者受け入れセミナー」の社内勉強会が開かれ、二宮社長が講師に招かれました。
空の玄関口として、海外からの観光客を迎え入れる成田国際空港に隣接する同ホテルは、宿泊客におけるインバウンドの比率も高く、中でも昨今は、ムスリムへの適切な対応が迫られています。
壇上に立った二宮社長はまず、イスラーム教とイスラーム社会の基礎知識を解説。さらにハラール食品がどのようなものであるか述べたほか、日本のホテルやレストランにおける適切なムスリムへの対応について、事例を交えながら、その要諦などを語りました。
講演の中で二宮社長は、基礎知識として、挨拶の仕方などにも言及しました。例えば、アラビア語で「こんにちは」の意味の“アッサラームライクン”と話しかけられたら、“ワライクムサラーム”と返すなど、話は日常における挨拶などのやり取りにまで及びました。
会場内には展示コーナーが設けられ、ハラール食材の展示が行われました。ことに醤油やみりん、味噌などの和食調味料には、参加者からの注目が集まっていました。
来る3月8日(火)から11日(金)までの4日間、千葉市美浜区にある幕張メッセにおいて、「FOODEX JAPAN 2016 国際食品・飲料展」が開催されるにあたり、二宮もブースを出展することが決定しました。
FOODEX JAPAN とは、日本全国はもとより、世界各国の食品・飲料が一堂に集まる、アジア最大級の食の祭典。
41回を数える今回は、参加国数・開催規模ともに一層の盛り上がりを見せることでしょう。
この度の出展に伴い二宮は、ハラール和食調味料をはじめ、基礎的調味料を中心にハラール食材の展示を行う予定です。
また、ハラールチーズやハラールコンビーフなど、新商品の展示も行いますので、多くの方々のご来場をお待ちしております。
二宮ブース番号:6E36
FOODEX JAPAN 2016 公式サイト
http://www.jma.or.jp/foodex/
東京都が推進する、ムスリム旅行者受入れに係わるアドバイザー派遣事業の一環として、去る1月27日、外苑前アイランドスタジオにおいて、フードコーディネーターを招き、実際の料理のデモンストレーションを通じて、ハラールメニュー開発のアドバイスを行う催しが開かれました。講師は、NPO法人日本ハラール協会所属のフードコーディネーター・嶋田潤治氏が務めました。
海外からのムスリム旅行者の多くは、日本食を口にする機会を求めていますが、和食で常用される調味料には、ムスリムが口に出来ないみりんや料理酒などが含まれています。当日は嶋田氏が、ハラール調味料を代替することで、ムスリムが好むハラールメニューの開発に向け、具体的なアドバイスを行いました。
今回のメニューは、「鮪赤身と彩り野菜のカルパッチョ」、「ハラール牛とアボガド、トマトの酢味噌がけ」、「フルーツのみたらし団子」の3品。料理で使用されたハラールビーフ、ハラール醤油やハラール味噌、ハラールみりん風調味料など、ハラール食材の全ては二宮が提供しました。
また参加者は、実際に料理を味わいながら、メニュー開発のヒントや、ムスリム旅行者を受け入れる上で施設が抱える課題など、幅広いアドバイスに耳を傾けていました。
1月13日、TKP新宿カンファレンスセンターにおいて、東京都主催による「ムスリム旅行者受入セミナー」が開かれ、二宮社長が講演を行いました。
同セミナーは、年々増加する日本への海外旅行者の対応に向け、より良い受入体制の構築を目的に都が推進している事業の一環で、今回が3回目となります。
今回のセミナーは、飲食施設関係者などを対象としており、テーマは“これならできるムスリムへのおもてなし”。
講演では二宮社長が、まず基礎知識として、イスラーム教や背景となるイスラーム文化について解説。また、日常におけるムスリムの慣習についても述べました。
その上で、ハラールとは何か、ハラール食とはいかなるものかについて語り、普段何気なく使用する調味料やマーガリンの中にも、アルコールや豚由来の油が含まれていると指摘。さらに調理現場では、本来ノンハラール食材を調理したまな板や器材を、ハラール食材の調理に使用することが出来ませんが、現在のキッチンでどのような対応が出来るか、そしてその情報開示を如何に行うかを、具体的な事例を交えて説明しました。
後半は、インドネシアやマレーシアからの留学生を交え、グループディスカッションが展開され、活発な意見交換が為されました。参加者からは、「ムスリムの学生から、日常における食事の状況や、日本で暮らす上で困った点など、生の声が聞けたので、大変参考になった」との感想がありました。
商品情報のページを更新しました。
http://www.ninomiyacorp.co.jp/information/#products
近年、ムスリム学生の受け入れに関して、各大学で様々な取り組みが為されています。これまでは一部の国立大学や、関東の有名私立大学に限られていましたが、最近では対応の波は地方大学にも広がりを見せています。
岩手大学生活協同組合ではこのほど、同売店内の一画にハラールコーナーを設置し、ハラール食の販売を開始しました。今回のハラールコーナー設置に際し、事前に同生協関係者から二宮に問い合わせがあり、二宮社長が電話によるアドバイスを行いました。アドバイスの中で二宮社長は、売り場においてハラール食専用コーナーを設置する必要性を説くと共に、バックヤード内で在庫として保管する場合も、ハラール食とノンハラール食とを混在しないことの重要性を強調しました。
販売する商品は、カップ緬や袋緬など簡便に食べられる食材が中心で、二宮が提供します。
東京都では、増加傾向にあるムスリム旅行者を適切に受け入れるため、受入環境整備事業を推進していますが、来る1月27日(水)、南青山Kitchen Studioにおいて、「ムスリム旅行者対応メニュー開発についてのデモンストレーション」を開催します。
その繊細な味付けと、四季折々の食材を活かした調理法で世界文化遺産にも登録された「和食」。来日するムスリムの中にも、日本食を味わうことを楽しみにしている人達は少なくないはず。ただ、日本料理では普通に使用される調味料の中には、みりんや酢など、ハラールでは許されないアルコールなどの食材を含むものもあります。そこで代替品として、ハラール調味料を利用して、ムスリムの好みに合わせたメニュー開発に向けてのアドバイスを行います。
当日は、NPO法人日本ハラール協会・フードコーディネーターの嶋田潤治氏を講師に迎え、料理のデモンストレーションを実施する予定です。
ハラール食材は、二宮が提供します。
<問い合わせ先>
「東京都ムスリム旅行者受入セミナー事務局」
TEL:03-5909-8676/FAX:03-5909-8677
e-mail: seminar-muslim@bwt.jtb.jp
近年の海外からの外国人旅行者(インバウンド)数の増加は、ビザ発給の要件緩和や航空路線拡大に加え、燃料サーチャージの値下がりや依然とした円安基調などの背景が相俟って、著しいものがあります。
日本政府観光局(JNTO)発表の統計によると、昨年1月から11月までの訪日外国人数は1796万人に達し、過去最高を記録。2000万人の大台も秒読み段階となりました。
中でもインドネシアやマレーシアなど、東南アジアのイスラーム圏からの訪問者が存在感を増しつつあります。東京都では、ムスリム旅行者が安心・安全に滞在できるよう、受入環境整備事業を推進していますが、その一環として、「ムスリム旅行者受入に係わるアドバイザー派遣」を行っており、この度、二宮社長がアドバイザーに選ばれました。
対象事業者は、宿泊・商業・飲食施設等を運営する事業者で、ムスリム旅行者
を受け入れるにあたっての取り組みを支援します。
具体的には、飲食施設ならば実際に厨房に入り、ハラール食材の扱いなどについて、指導を行うほか、接客担当者に対しては、メニューの表示方法など、料理をサーブする上での要点についてアドバイスする予定です。
募集事業者数は30事業所で、最大2回まで。3月25日まで実施されます。
<問い合わせ先>
東京都産業労働局観光部受入環境課
TEL:03-5320-4771(直通)